2週間分の薬箱 薬の飲み間違いしていない?

今朝がた、私の住む東京地方では木枯し1号が吹きました。

3年ぶりの観測だそうです。

こういう季節の変化があるときは、母へコンタクトをとるのにはいい話題になるので、メールをしてみました。

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元気かな?
今日はすごくいい天気だよ。

東京は木枯らし1号が吹いたんだって。
夜にすごく風が強かったよ。
そちらも、風の強い季節がくるね。

今ご飯を食べ終わって
これからスーパーへ行くところ。
お昼過ぎの夕方前は
比較的、人が少ないみたい。

暖かくして過ごしてね。

すると、1時間半後には返事がきていました。

小枯らし一号 テレビニュースにびっくりでしたよ こっちはポロシャツに朝夕ベストを羽織っています 私もついさっきに昼の薬をのみました 朝食抜きで採血をしてきました 結果は16日だって。外気に触れた衣類は全て即洗濯 髪のボロ隠しの帽子も即に水にさらして 外吊しです 帰宅後の朝食だったのでこれから昼後の薬を飲みます 暖かい食材で体を温めましょう お互いにねぇ 行ってらっしゃい 気をつけてねぇ またねえ

母はガラケーを使っているのですが、どういうわけか、数年前から文章を改行しなくなりました。

それがとても読みにくくて、同じことが2度書かれていることもあるので、私が読み間違ったのかと思って何度か読み返すこともしばしばあります。

というか、たいていは何度も読み返さないと、よくわからない文章なのです。

このメールを読むと、どうやら今日は病院への定期通院の日で、採血の検査があったようです。

今はコロナ対策に、外から帰ったら手洗いとうがい、持ち物の消毒にも気をつけるように言っているので、帰ったらすぐに着ていたものも洗っているよと、アピールしているようです。水に晒すのが効果的かどうかは、私にはわかりませんが。

さて、肝心の採血の結果は、16日に改めて聞きに行くということはわかっているようですが、おや? お昼の薬はもう飲んだのか、これから飲むのか、立て続けに飲んでないよね? と不安になってしまいました。

数年前、母には2週間分の薬を曜日ごとに分けて入れておける薬箱を買ってあげたのですが、それを母は気に入ってくれて、ずっとその薬箱を使っています。

薬箱から必要な薬を出して飲むということは、きちんと習慣付いているので、食後に2度飲むことはないと思うけど、こういう「ん? 大丈夫かな?」と思わせる小さいことが色々あります。

この2週間分の薬箱を見つけるまでは、複数の薬を間違わずに飲めるように考えるのが、ちょっと大変でした。

はじめの頃は、1回分ずつ朝昼晩にそれぞれセットを作って小袋に分けておいたけど、その小袋を大袋から出すときに、お昼のセットを朝に出して飲んでしまったり。

セットしてあげる手間も大変なので、薬局の薬剤師さんにに相談したら、袋がついたビニール製の壁掛けタイプをくれました。

でも、数種類の薬を入れるにはうまく入らなくて、出し入れが大変です。

別の薬局で聞いてみたら、今度は紙製の組み立て式の整理箱をいただけました。

ちょうどいい大きさで薬の出し入れもしやすいけど、でも今度は簡便な組み立て式のために、せっかく分けて入れた薬が段々と仕切りの厚紙の下を潜り抜けてしまう。厚紙も耐久性があるとは思えません。

じゃ、ネットで調べてみようと、Amazonや楽天で沢山の種類がすぐに見つかりはしたものの、今一つピンと来るものがない。

1週間ぶんの薬箱だと、週の切り替わるときはどうするの? 次の週の薬をセットしてあげるタイミングが難しい。

1週間分の整理箱を2つ買うのも、なんだか混乱しそうだし。

そうやって探すうちに、2週間分を1度にセットしておける、2段重ねの大きな薬箱を見つけました。

2週間分を1度にセットしておけるなら、上の段の1週間ぶんが無くなったら、下の段と入れ替えて飲み始めれば良いわけです。

薬をセットしておいてあげるときも、週に1度、下の段がカラになっている間に次の1週間分をセットしておいてあげれば良いわけですから、セットしておくのにも余裕を持てます。

この2週間分の薬箱への薬のセットは、実家の近くに住んでいる姉がやってあげているのですが、そのセットされた薬も、どうやら母は自分で動かしてしまうようです。

別に、いたずらするとか、なんとなく動かしてみたいとか、そういうことで薬の場所を動かしているわけじゃないのです。
本人からしてみたら、薬の並べ方が間違っていると思うらしいのです。

姉は、「勝手に動かさないでね」と言うらしいのですが、「だって間違っていたんだもん」という具合で、なかなか難しいのです。

そんな母でも、いつも私へのメールの最後では、娘の私の体調のことも気遣っていて、「気をつけてねぇ」「お互いにねぇ」なんてことを言ってくれるので、なんだかちょっと泣けてしまいそうにもなるのです。

それにしても、文の最後にはちいさい「ぇ」がいつも沢山ついているけど、どうやって文字を打っているのかな、と、それも不思議なことのひとつです。

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